せこ歯科ブログ
歯内療法と支台築造についての勉強会 in名古屋
6月10日 名古屋市瑞穂区のオオヤ歯科クリニックで開催されたプライベートセミナーに参加してきました。
今回のセミナーの内容は、埼玉県で開業されている渥美克幸先生にご講演いただいて、
歯内療法(根管治療)とは、歯の中を通っている神経の管の治療のことを言い、
建物で例えるなら、
歯の治療も非常に似た事が言えるのです。
正しい判断基準を基に歯内療法を行うことで、治療後の歯の破折などのトラブルを未然に防ぐことになり、細菌による感染を防ぐことができます。
そして、同様に正しい判断基準における支台築造も、歯の破折や再感染を防ぎ、そしてその上に被せる
今回のセミナーテーマである、歯内療法と支台築造もこの変化に大きく影響を受けている分野であると言えます。
今回のセミナーでは、歯内療法における根管内の細菌感染除去の考え方と方法、そして良好な治癒をさせて再感染を防ぐ根管充填方法を学びました。
又、支台築造では、最近保険導入されたファイバーを用いたレジンコアと言われる、樹脂材料の土台を用いる際に、支台や歯牙の破折を防止するための判断基準と治療手順について実習を交えて学ぶことができました。
特にセミナーのスライドで紹介されていて驚いたのは、正しく支台築造された歯とそうでない歯における、予後感染リスクの違いに衝撃を受けました。
そのスライドから学んだことは、細菌による再感染をどのようにコントロールして防止していくのかという事です。
口腔内は咬合力という負荷のかかる環境下であり、細菌に曝露されやすい環境でもあります。
そのような環境でも長期に被せものの予後を良くしていく上で、補綴物の耐久性に大きく関係してくる『咬合力の影響』『細菌感染の影響』について考えさせられる勉強会でした。
せこ歯科クリニック 福田泰久
4/21 22と大阪で研修を受けてきました。
4月21日、22日とお休みをいただき研修会に参加してきました。
今回も歯周形成手術についてですが、講義ではなく豚顎をもちいての実習でした。9か月において学んだ手技を実習で落とし込みを行いました。実習を行うことによりその価値を理解でき、わかるからできるに成長しています。
そして歯周組織再生医薬品「リグロス」について学びました。可能性あふれる医薬品と出会い今後の歯科治療にたいして変化していくことと思います。もう少し学びをすすめより質の高い治療を目指していきます。
インプラントのみではなく、全体のお口の中の環境を改善しより噛めるという健康寿命を延ばすために今後も勉強していきます。
せこ歯科クリニック
渡部 浩司
2/24.25と大阪で研修会に参加してきました。
2/24 土曜日にお休みをいただき研修会に参加してきました。
今回は歯周形成手術とインプラントに対してどんなかみ合わせをするといいのか?についてでした。
初期の歯茎の形の異常を読み取り、それを手術できれいにする手技を学んできました。その中でも一番興味を持ったのが矯正治療後の歯茎の手術でした。矯正治療を行うことにより歯の位置が変わり、その結果歯茎の位置が変わってしまう。矯正の計画時にそのことの説明をしっかり行う必要性を感じました。もちろん、インプラントの周囲の歯茎もどのような状態がいいのかを学びました。
インプラントの咬み合わせ方については以前よりたくさんの考え方があるのは知っていたのですが今回、改めて考えさせられる講義でした。大前提が統一されていないため多くの考え方があるのを知りました。
インプラントを長持ちさせたいのか?それともインプラントを入れた周りの歯を長持ちさせたいのか?お食事をとれるようにさせたいのか?大前提が違うことによって多種の考え方が存在することを知りました。
そして、インプラントが実は歯の60%しか機能しないことを知りました。もちろん、お食事するためには、ほぼ歯と機能的には同じように食べることができるのですが、それ以外の時間、特に食いしばる癖のある方には要注意ということを知りました。
より、インプラントも、周りの歯も長持ちさせることができ患者さんの幸せに貢献できるようにこれからも学んでいきます。
せこ歯科クリニック
渡部 浩司