せこ歯科ブログ
矯正勉強会アドバンスコース 第3回 in 明石

先週の木曜日、矯正の勉強のために明石に行ってきました。
今回のセミナーの内容でもある下顎前突治療(受け口の治療)は、治療を開始していくタイミングが
非常に大切になってきます。
他の矯正治療と異なり、場合によっては成長が止まってからでないと治療を開始できないこともあります。
これは、下顎の成長は上顎よりも遅れて成長してくるといった特徴や、
背丈の成長のスパートと同じタイミングで下顎は前方へ成長してくるといった特徴から、
早期治療が必ずしも良いと言えないこともあるのです。
年齢や身長などから、おおまかな成長の段階は予想することはできます。
しかし、個人個人の成長段階を判断していこうとしたときに、
成長期のお子さんがまだ成長するかどうかの判断がつきにくいことがあります。
その時に判断の指標になってくるのが、『手の骨格の成熟指標』 です。
手の骨は、成熟するに従って細かな骨が結合していき、大きな骨に成長していきます。
その結合の段階などを観察することで、年齢や身長よりも、より詳細な個人の成長段階
を判定することができます。
中学生や高校生くらいの成長のスパートがくる年齢の方で、矯正をしようかどうか
悩んでいる場合には、必要に応じてそのような骨格の成熟度判定を行い、
適切な時期からの矯正治療を考えていくことも必要になってきます。
歯並びや、矯正の時期でお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談くださいね。
福田 泰久
校長会の校長先生方が見学にいらっしゃいました

本日は、
過去にも同業種や異業種の方、
今回は校長先生ばかりでこちらもドキドキしました…(笑)
異業種で何を?と思われそうですが、
先生方から患者様への対応や、
スタッフの育成方法を学びたいというご要望を頂き、
院長と私でそれぞれチームワークや人材育成
患者様を大切にしている想いなど
熱く講演させて頂きました。
職種は違えども、チームワークや人材育成、
校長先生方も3時間熱心にお話をお聞き頂き、
沢山ご質問を頂き、
有り難いお言葉を沢山頂き、
こちらも逆に、
と思え、
こちらにとっても色々なことを気付かせて頂く素晴らしい機会を頂
【各自が昨日の自分を毎日超える】
をモットーに
せこ歯科一同は明日からも
患者様のため
医院のため
自分のために
一人一人が不断の努力を続けていきます。
マネージャー 大久保
矯正勉強会アドバンスコース 第2回 in 明石

先週木曜日は、明石の矯正セミナーに行ってきました。
今回のアドバンスコースは受け口(下顎前突)の治療についてのセミナーです。
上の歯を支えている骨を上顎骨、下の歯を支えている骨を下顎骨と言います。
上顎骨と下顎骨では、それぞれ成長のタイミングやそのスパートは異なってきます。
歯科矯正は、歯の並びを診ていくと共に、上顎骨や下顎骨の成長の度合いや形態を診ていくことが非常に大切になってきます。
そのため矯正治療前には、歯の型どり、レントゲン撮影、顔の写真、全身の写真、など
採らせて頂いた資料をもとに診断を行います。
それぞれの歯の歪みの度合い・歯の骨の大きさの不調和・歯と骨格とのバランス
成長期の方であれば現在の成長の段階や、今後どの様な成長が予想されるのか、など
それらを総合的に判断して、矯正の方法、開始時期、治療期間等のプランニングをしていきます。
今回のセミナーの内容でもある下顎前突治療の時期は、他の矯正治療と比較して、
特に歯の骨格的なバランス、そして成長の度合いの判断が重要となります。
歯の生え変わりで歯並びが気になるお子様でも、
完全に成長が止まってから、矯正治療を開始した方が最善であることもあります。
年齢・性別・個人の成長のステージを診た上で、矯正治療を考える必要があります。
もし、歯並びのことでお悩みでしたら、是非一度相談をして下さいね。
福田泰久
矯正勉強会アドバンスコース in 明石

昨年は1年間かけて、矯正の勉強のために兵庫県の明石市の研修会に参加してきました。
そして先週からは、その研修会のアドバンスコースに参加し、一般的には受け口【下顎前突】に対する
治療の勉強をしてきました。
受け口に対する治療は30年くらい前までは、確立された治療方法はなく、歯科矯正の中でも
非常に難しい矯正治療でありました。
しかし、最近では診断基準や治療方法も確立されてきている事から、非常に患者さんにとって
負担も少なく、受け入れて頂きやすい歯科矯正治療が提案できるようになってきています。
歯列不正がある場合、何が原因でその歯列不正が生じているのか考えます。
大きく分けると3つのパターンに分けることができます。
①歯の並びが方が原因で生じている歯列不正
②骨格的な問題が原因で生じている歯列不正
③ ①と② が合わさって生じている歯列不正
今回勉強している、受け口(下顎前突)という状態は、パターン②や③のような、
骨格的問題を含んだ歯列不正であることが比較的多いことから、
矯正前に現在の状態についての分析をしっかりと行うことが非常に大切になってきます。
この事前の分析や診断に基づき、治療計画をどのように立てるかで、
矯正治療の予後を大きく左右させると思います。
今後も、安心安全でより良い笑顔を引き出せる矯正治療を行っていけるように、
日々勉強し成長していきます。
福田泰久
矯正のセミナーに参加してきました

6月19日、矯正のセミナーを受講するため、東京へ行ってきました。
最近、親御さんからよく相談を受けるのが、「この子の歯並びどうですか?」「歯がガタガタしてるのは大丈夫でしょうか?」ということです。
そのような相談を受け、お子様のお口の中を見せていただくと、大体狭窄しています。狭窄というのは字のとおりあごが狭いということです。
狭いあご(狭窄歯列といいます)とは、奥歯が生えるあごとあごの間がせまいことをいいます。これにより上あごの天井が高くなっている場合が多いです。
この狭窄歯列により前歯がガタガタしてきたり、あごの骨の成長が悪くなってしまう、ベロの位置が下になってしまうなどの状態を引き起こしてしまいます。そうするとお口で呼吸したり、出っ歯になったりとまた困った症状がでてきます。
親御さんのなかには、矯正したほうがいいのかどうか悩まれていたり、歯並びは遺伝だからどうしようもないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。昔は遺伝に要素が大きいといわれていたのですが、今は環境によるものが大きいと言われております。
まず、矯正を考えられる前に日常生活を見直してみてはいかがでしょうか?口をあけて口呼吸を行うことはあごの成長を阻害してしまいますし、出っ歯傾向になってしまいます。また、口呼吸は免疫にも悪影響を及ぼしますので、全身のことを考えても鼻で呼吸をするようにしたほうがいいので、テレビなどを見ているときにお口が開いたままになっていないか確認してみてください。
たったこれだけのことと思われるかもいれませんが、呼吸は毎日のことなので、非常に重要なことになってきます。また、呼吸を意識しつつ矯正治療を考えたいと思われる方はご相談いただければと思います。
田岡 則子