せこ歯科ブログ
長く噛める入れ歯のために。名古屋で学んだ「咬合」の奥深さ
3月26日、名古屋にて「噛み合わせ(咬合)」をテーマにした全3回の継続セミナー、その最終回に参加してきました。1月から通い続けたこの研修もいよいよ集大成。今回も非常に濃い学びの時間となりました。
良い入れ歯(部分入れ歯)を作るためには、ただ型を採るだけでは不十分です。 セミナーでは、10年以上も安定して使い続けられている患者さんの症例をたくさん見せていただきました。長く機能している入れ歯には、共通して「緻密な計算に基づいた噛み合わせの設計」があります。
今回の研修では、特に以下の点について深く掘り下げました。
- 骨格からの分析(セファロ分析) 矯正治療で使うようなお顔のレントゲン分析を、入れ歯作りにも応用します。「その方の顎の動きのクセ」を骨格レベルで見抜くことで、違和感が少なく、壊れにくい設計が可能になります。
- 残っている歯をどう守るか 入れ歯は、残っているご自身の歯の助けを借りて機能します。どの歯を支えにし、どう守っていくか。「残す・残さない」の判断一つが、5年後、10年後の健康を左右します。
- 歯のすり減りから読み解くサイン 今お使いの入れ歯のすり減り方を見ると、その方の噛む力の強さや方向がわかります。そのサインを見逃さず、新しい入れ歯の設計に反映させる職人技のようなポイントを再確認しました。
「せっかく作った入れ歯が合わない」「すぐにガタついてしまう」……保険診療でできないお悩みをゼロにしたい。 今回学んだ知識を日々の診療に還元し、患者様が「10年後も自分の歯と入れ歯で、好きなものを美味しく食べられる」。そんな未来を支える治療を目指して研鑽し続けます。
渡部 浩司
2/26名古屋でセミナーを受講してきました。
こんにちは、渡部です。 2月26日、先月に引き続き名古屋にて「咬合(噛み合わせ)を基本とする治療計画」の第2回セミナーを受講してきました。
今回の講師は、名古屋でご開業されている矯正歯科の専門医・河村先生です。
緻密なシミュレーションが作る「オーダーメイドの治療」
特に印象的だったのは、あえて「左側の歯だけ抜かずに治療する(3本抜歯)」という非常に高度な症例解説でした。 通常、矯正では上下左右のバランスを考えて抜歯することが多いのですが、「デンタルVTO」という診断ツールを用いることで、その患者様にとって本当に最適な歯の残し方を導き出すプロセスを学びました。
「なんとなく」ではなく、科学的な根拠に基づいた診断の奥深さを改めて実感し、身が引き締まる思いです。
なぜ「噛み合わせ」が大切なのか?
噛み合わせが崩れると、特定の歯だけに負担がかかり、ドミノ倒しのように他の歯まで悪くなってしまうことがあります。
· 正常な噛み合わせを知り、そこを目指すこと
· 治療後の安定した状態を長く維持すること
これらを実現するために、日々の定期検診で私たちがどこをチェックすべきか、その重要性を再認識しました。
今回学んだ「エラーを防ぎ、確実に成功させるためのポイント」を、明日からの診療にしっかりと還元してまいります。河村先生、貴重な学びをありがとうございました!
名古屋で咬合を元にした治療計画のセミナーに参加してきました。
せこ歯科クリニックの渡部です。
1/28 名古屋で咬合を基本とする治療計画を学びに行ってきました。まず、診査診断から学びました。実は大学の同級生が主催するセミナーで患者さんの相談にも親身になって相談に応じてくれました。色々な可能性、コンサルテーションの内容。どこがポイントでどこを注意して診るのが良いのか。学び、そして世界観が広がる感じを受けました。もちろんセミナーの内容として口腔内写真撮影のポイント、スキャンデータの撮り方、型取りでどこをしっかり採りたいか、などを一つ一つ細かく教えていただき、さらに実習もありました。教えていただいた先生、そして運営してくれた方に感謝です。半年間、学びをさらに深めてより精度の良い補綴物、より咬合を守れる歯科医を目指していきます。 渡部
11/23、24で広島でセミナーに参加してきました。
エンドレスセミナー第5回目
歯科医師の前田です。
前回で歯の神経をいかにして残していくか(神経を取らずに処置をするか)に関してエビデンスベースに基づいた処置の選択や材料の操作方法について学んできました。今回のセミナーでは、その後の修復処置として直接法と間接法について講義を受け実習を受けてきました。
どちらの方法において歯の中の神経をより長期に保存していくため様々な考慮をしていく必要があります。また長期の歯の保存をするためには咬合機能の回復、審美性の回復、隣の歯との隣接面の形態の回復が不可欠です。それ以外にも様々なチェック項目を総合的に判断して適切な治療方法、材料のセレクトをしていく事が大切になります。
どの方法においても、歯に別の素材を引っ付けるので、つける前の接着処理と言うのがとても大切です。処置を行うはの状態によって接着処理の方法は変わり、より適切な処理を行わないと歯の予後にも大きく影響してきます。普段の診療においても毎日のように行う処置ではありますが、より質の高い治療をしていくためにはここまでこだわる必要があるのかと驚嘆しました。様々な接着材料の使用方法や比較も論文ベースで講義してもらい、また、接着の度合いを目視、数値化、度合いを図る事が出来ないからこそ出来る限りの処置を講じる必要があるという話に感銘を受け、今後の臨床にぜひ生かして行きたいと感じました。
次に直接法(ダイレクトボンディング)の実習をマイクロスコープを用いて行いました。歯の形は人それぞれ違います。治療を行う歯に適切な形、より審美的に調和したものを時間をかけて丁寧に詰め物を行なって行きます。何度もポイントを教えてもらいながら実習を重ねていくと、徐々に理想的な形態を付与できるようになりました。より自然で機能的な形態を付与出来る様に日々努力をして行きたいです。
そして間接法(セラミック修復)についても講義を受けました。セラミックの歯の削り方は、保険内の金属とは全く異なります。誤った削り方をすると、せっかく良質な素材にもかかわらず外れてしまったり割れてしまうリスクが高まります。より丁寧な削り方、またより適切な接着処理が長期維持には必要不可欠であることを学びました。
今回も沢山の知識、技術を学ぶ事が出来ましたので、普段の診療に生かしていけるよう日々取り組んでいきたいと考えております。





