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せこ歯科ブログ

2016年4月の記事一覧

2016年4月27日
ゴールデンウィーク中の診療について

 5月2日・6日・7日の診療は

 渡部浩司先生

 福田泰久先生

 田岡則子先生

3名での診療となりますので、よろしくお願い申し上げます。

 

2016年4月20日
矯正のセミナーに行ってきました

  4月17日 東京で矯正セミナーに参加してきました。

 私が継続して参加しておりますこの矯正セミナーは、矯正治療を通して本来の健康的な体を作る

ということも視野にいれているものです。

 今回は小児閉塞性睡眠時無呼吸症候群について勉強してきました。

 大人の方で就寝時いびきをかく・日中に眠くなるなどの症状がみられ、たびたびニュースにあがることであるため、睡眠時無呼吸症候群という名前をきいたことがある方は多くいらっしゃると思います。

 今までは大人の方によく言われていた症候群でしたが、子供にも閉塞性睡眠時無呼吸症候群があるということが言われるようになってきました。

 子供の閉塞性睡眠時無呼吸症候群は成人とは異なる病態を示し独自の診断方法と治療が必要になってきますが、まだまだ十分研究されていない分野です。子供は心身ともに成長・発育時期であるため、この症候群をもっていると影響は多岐にわたり不可逆的な影響を与えてしまう場合があります。

 大人の方も睡眠時無呼吸症候群により、よく眠れない・集中力にかける・昼間の眠気など日常生活に悪影響をおよぼされていることがあります。子供の場合もそのような症状がみられるほか、成長に必要な酸素が足らないことにより重大な悪影響がもたらされる場合があります。

 子供の閉塞性睡眠時無呼吸の症状としては

・大きないびき

・就寝中に息がとまる

・就寝中のせき(胸が陰圧になるため唾液を誤嚥するのでせきがでる)

・頻繁に寝返りをうつ

・たびたび夜中に目を覚ます

・夜尿症(ホルモンのバランスがくずれ尿がたくさんつくられる)

・感情が不安定、衝動的、落ち着きがない

・昼間の眠気

・集中力の欠如

・成長の遅れ

・胸の変形

などがあげられます。

 まだ研究途中の症候群でありますので、決定的な治療方法というのはまだありませんが、歯科の分野でこの症候群に対処できる部分があります。

 それは顎の成長を促してあげるということです。小児期に顎が小さい子というのは思春期になっても顎の成長が期待できない場合もあります。よって小児期の間に顎の成長を促してあげる装置を使うことによって、今後起こりうるかもしれない閉塞性睡眠時無呼吸を予防することができる可能性があります。

 もし、上記の症状が見られる場合、鼻の疾患とともに顎が小さいという原因も含まれているかもしれません。気になる症状がみられるようでしたらかかりつけの歯科医院にご相談されることをおすすめします。

                                  田岡 則子

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