2024年04月13日
インビザラインの講習会に参加してきました。in東京最終回
歯科医師の前田です。
先日講習会に参加してきました。
今回はインビザライン(マウスピース矯正)の第5回目ということで、前回に引き続いてモニタリング編で、矯正治療中のトラブルシューティングについて学んできました。
前回はモニタリング編の総論ということで、最初に設定した治療計画に基づいて矯正治療を進めていく中でどのような問題が生じてくることがあるのか。またそれを評価するにはどのようなことに注意して治療を見ていく必要があるのか。また生じた問題に対してどのようなリカバリーを考えていく必要があるのかという内容を学びました。
今回はその応用ということで、それぞれの症例において生じやすい問題とは何なのか。またそれをどのように評価して解決していくのかについて詳しく学びました。
ワイヤー矯正と違いマウスピース矯正は取り外しが出来るので、メリットが多い反面外している間は歯を動かす矯正力がかからないので、予定通りに歯が動かなかったり、予期しない動きが出てしまうことがあります。特に抜歯が必要なケースでは、歯を抜いた後は周りの歯が非常に動きやすくなるため、少しのマウスピースと歯とズレやアンフィットがどんどん悪い方向へ進んでしまうことが起こりやすいです。そのために抜歯を行ったケースに関してはマウスピースがたわむことにより生じる前歯や奥歯のアンフィットは出ていないかを確実に確認していくことが大切になります。またマウスピースの交換日数を伸ばしてより確実に歯を動かしていく、矯正用のゴムを用いて歯が予期しない方向に動いていくのを防ぐ必要があります。また問題が生じた場合のリカバリーについても軽度の場合は矯正用のゴムでズレを修正していきますが、マウスピースのアンフィットが大きい場合は新しく装置を作り替える必要も出てきます。
矯正治療で歯を動かしていく上でそれぞれの歯の動きやすさ、動きにくさも考慮して治療計画を立てていく必要があります。前歯に比べると奥歯の方が歯の根の本数も多くしっかりと骨とくっついているために動きにくい事が多いです。ですので奥歯を多く移動させる治療計画を立てた場合には予定通りに歯が動いているかを確実に判断していく必要があり、また奥歯を動かすあまり前歯が予定外の動きをしてしまう場合もあるのでそこも注意しながら見ていく必要があります。
また奥歯が上手く動かない場合、どこに原因があるのかを明確にする必要があります。歯と骨の癒着具合、歯の根の形態、また矯正装置の装着時間や元々の治療計画の不備も考えられます。どこに原因があるのかがわかるとそれを改善して問題を解決する道筋を立てやすくなります。
そしてマウスピース矯正においては追加の装置を発注する事がよくあります。もちろん1回で完璧に歯が動いて計画通りに進めばいいですが、ほとんどがそれほど上手くは行きません。どのような場合に追加の装置を発注するのか、またその時の治療計画はどこに注意して作成していくとより予後の良いものが出来るかも非常に大切になります。
まだまだたくさんの起こりうる問題について学ぶ事ができ、普段の矯正治療のチェックもより順序立てて確実に見落としのないよに進めていく重要さを改めて感じました。早くトラブルに察知する事が出来るとその分対応も早くなるので、結果としてリカバリーもしやすくなります。
今回で講習会のBasic及びAdvanceコースの受講を終えました。この講習会を通じて、大事なことはマウスピースを用いた矯正治療は最初に設定した治療ゴールに向かってしか進んでいかないので、最初に設定する治療計画が本当に大事なのだと改めて感じました。これから学んだ事を日々の診療に反映させてより良い治療を提供出来るよう日々努力し学びを進めていきたいです。
2024年03月14日
インビザラインの講習会に参加してきました。in東京4回目
歯科医師の前田です。
先日3月7日に講習会に参加してきました。
今回はインビザライン(マウスピース矯正)の第4回目でして、今回よりモニタリング編ということで治療中のトラベルシューティングについて学んで来ました。前回までの治療計画の立案に関しては矯正治療を進めていく上で最も大切な行程でして、その治療計画にそった流れの中で問題が起こっていないかをいかにして判断して対応していくかという内容でした、
矯正治療、特にマウスピース矯正に関しては最初の治療計画が非常に大切でして、その立てた治療ゴールに向かってしか治療は進んでいきません。
そのため予定通りに歯が動いて治療が進んでいるのかを確実に評価をしていく必要があります。また問題やトラブルが起こった場合も早期に発見することで正しくリカバリーをする事が出来ます。
リカバリーの方法にも色々とありまして、矯正用のゴムを用いて動かす、矯正装置の交換日数を伸ばす、追加の矯正装置を装着するようにしてみるなど。。
矯正治療が順調に進んでいるのかのモニタリングの項目も沢山ありまして細かい所までチェックが必要だと改めて感じました。
装着状況の問診から始まり、治療計画通りに歯が動いているかを一本ずつ確実に確認する。また矯正装置の変形がないか、矯正装置と歯とのフィッティング状態はどうなのかなど。またそれぞれに対してより細かいチェック項目やそれに対する治療の対応の方法などを学んできました。
また今回は矯正用のゴムについても改めて学んで来ました。矯正治療を進めていく上で、多くの症例で矯正用のゴムを用います。その目的にも様々なものがありまして、歯を動かすように力を加えることもあれば、逆にこれ以上動かないように固定させる意味で使うこともあります。適切に正しい位置で使用しないと治療予定と違う歯の動きをしてしまう可能性もありますので、十分に矯正用のゴムをかける位置、向き、目的を確認して治療を進める必要があると考えております。
今回は矯正治療のモニタリングに関する総論を学んできました。今月末に次の講習がありまして、その際はそれぞれの症例に応じてチェックすべき項目やトラブルへの対応方法をより細かく学んできます。次でこのadvanceコースも最後になりますのでしっかりと自分の身になるよう学んできます。日々の診療においてもスムーズ且つ確実なチェックを行い問題がないか、またスムーズな対応ができるよう日々鍛錬していきたいと思います。
2024年03月06日
愛知県岡崎市すまいる歯科さんに勉強に行ってきました♪
せこ歯科クリニック
マネージャーの大久保順子です。
先日、愛知県岡崎市にある
すまいる歯科さんに医院見学に行き勉強させてもらってきました。
もうかれこれ18年ぐらいのお付き合いで
初めて出逢った頃のすまいる歯科さんのチーフたち…
なんと今は…!!!
ダブル統括副院長!という
中村綾さんと三輪千絵さん♡
本当に運命の出逢いというほど出逢った頃から
お互いの価値観が似ていることもあり
尊敬できて人として大好きでとても仲良くさせていただいています。
医院が良くなるために色んな相談をさせてもらえて
会えば毎回プラスのオーラに包まれるので
いつでも何回でも会いたくて仕方がなくなる人たちです♡
すまいる歯科さんへの見学も何回か目ですが
もうまるでホーム♡
活気がありスタッフさん一人ひとりが温かくて
あまりの心地良さで今回もあっという間の時間でした。
せこ歯科にも導入している
最新メンテナンス機械のEMS社のエアフロー
ももっとより良く快適に患者さんに提供するために
衛生士さんに実際エアフローをしてもらいながら
せこ歯科にも落とし込めることを沢山見つけてきました!
勉強熱心で技術の高い衛生士さんたちにも大変刺激を受け
せこ歯科に取り入れられることも沢山学んできました☆
そしてレジェンド山村理事長!!!
今回は
山村よしあき先生の執筆された本
『職場関係がラクになる〈相手目線メガネ〉コミュニケーション仕事術』
も読ませていただいていたので
サインをもらって来ました♪
誰でも読みやすく心にスッと入りやすく
仕事の場面で役立つのはもちろんのこと
職場でシェアしたり
自分の人生において覚えておきたい言葉が沢山ありました。
山村先生の診療風景は本当にいつ拝見しても
勉強になり心が温かくなります。
そして、
山村先生ともゆっくりお話しするお時間をいただき
人間力が半端ない山村先生の沢山の
素敵なお考えに触れてメモが止まりませんでした。
『迷えば原点』
以前から山村先生が大切にされている言葉ですが
私もいつも初心に返りたいと思った時に
すまいる歯科さんに来て
山村先生、中村さん、三輪さん
にお会いしているな…と気づきます。
いつも本当にありがとうございます!!!
私も今後のせこ歯科の更なる成長に向けて
患者さん目線に立ち
スタッフ目線に立ち
経営者目線に立ち
明日からも邁進していきます。
せこ歯科クリニック
マネージャー 大久保順子